92. 東大寺の『良弁杉』は有名だが、多賀にも『良弁滝』がある。

東大寺の創建と大仏造立に尽力し、東大寺の初代別当をつとめた大僧都
良弁(ろうべん)という高名なお坊さんが、

【幼少の頃、東国より鷲にさらわれ、山城の国多賀郷に落とされた】・・・との伝説と、
【良弁が修行した滝】・・・として伝わる。
良弁が活躍した時代は聖武天皇の世、橘諸兄が活躍した時代と重なる事から、
この地にできた伝説なのかもしれない。



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