103. 橘氏の本拠地は『井手の里』であったらしい。

橘姓の最初は、和同元年(708年)、県犬養三千代元明女帝より橘宿禰の氏姓を賜った事に由来する。
そして三千代の子 葛城王橘諸兄)が橘姓を継いだが、
その母三千代が藤原不比等と再婚したので、一般的に橘氏の祖を諸兄と考えるようになった。
その諸兄は、井手を本拠に時の最高権力者となり『井手左大臣』とよばれ栄華を極めた。
諸兄が聖武天皇を井手の自宅に招き、数日宴をおこなった『異例ともいえる故事』からも、
その栄華がしのばれる。


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