2008-05-24 103. 橘氏の本拠地は『井手の里』であったらしい。 橘姓の最初は、和同元年(708年)、県犬養三千代が元明女帝より橘宿禰の氏姓を賜った事に由来する。 そして三千代の子 葛城王(橘諸兄)が橘姓を継いだが、 その母三千代が藤原不比等と再婚したので、一般的に橘氏の祖を諸兄と考えるようになった。 その諸兄は、井手を本拠に時の最高権力者となり『井手左大臣』とよばれ栄華を極めた。 諸兄が聖武天皇を井手の自宅に招き、数日宴をおこなった『異例ともいえる故事』からも、 その栄華がしのばれる。 『ウワサ』の一覧