111. 井手町の4つの天井川は、明治以後 急に大きくなったらしい。

そもそも天井川は、川床を上昇させる土砂が多量に供給される河川に多く見られるが、
江戸時代までは、村の人々の力で 土砂を取り除く作業が行われていたため
それほど大きくならなかったそうです。
しかし、明治維新以後 農村の共同作業の慣行がなくなり、さらに森林の管理が行き届かなくなり
山の浸食が速められたため 急速に天井川が大きくなったそうです。
実際、昭和28年の水害以降のわずか10年で、玉川の川床が50センチ上昇したそうです。


『ウワサ』の一覧