112. その昔、井手町はミカンの産地として有名だったらしい。

この地におけるミカン栽培の起源は橘諸兄の時代という説がありますが、
江戸時代に多賀村がミカンの産地であったとされます。
明治18年の地図によると、井手村では井手山山腹から玉川南側の株山山麓
多賀村では山の南西斜面から山頂付近までミカンが植えられていたそうです。
今でも『多賀みかん』という名が聞かれます。
『多賀みかん』は心地よい酸味が特徴で日持ちしたとか。


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